家族関係・嫁姑問題・毒親に関する相談・カウンセリング

親子・家族関係に起因する深刻な課題

毒親、親ガチャ、機能不全家族、家庭崩壊（崩壊家庭）、愛着障害、アダルトチルドレンなどをはじめ、親子・家族関係にかかる課題を言い表す言葉は多くあります。
毒親とは、「毒になる親」の略称で、アメリカの専門家であるスーザン・フォワードによって、著書『毒になる親　一生苦しむ子供』を通じて提唱された概念です。子どもに対して児童虐待などのマルトリートメント（大人の子どもへの不適切な関わり）をしてしまう親を指します。毒親の存在により、家族が機能不全に陥る、家庭崩壊を招くという事象は、子どもの健やかな成育上、看過できないものです。
しかし、毒親も毒親になりたくてなったというよりも、多くの場合において、そうならざるを得なかった所以があるのだと思われます。その親御さん自身の成育歴や象徴的な出来事の経験などの複合的な要因から、毒親に至るプロセスがあったのではないでしょうか。親自身も子ども以上に苦み、助けを必要としている背景のあることが想像されます。
また、親ガチャという言葉にも象徴される通り、親子の縁は巡り合わせですが、親からの不適切な関わりに起因して、愛着障害などの深刻な課題につながることがあります。そしてそれは、子ども時代だけではなく、成人後の人生においても重大な影響を及ぼすリスクがあるのです。大人の愛着障害は決してめずらしいことではありません。心身の不調や人間関係上の困難、日々の生活における課題、生きづらさなどの背景に、実は愛着障害が潜んでいたということも、カウンセリングを通じてしばしば浮き彫りになります。
愛着に関する研究で高名な精神科医の岡田尊司先生の書籍をもとに作られた、愛着スタイルのチェックテストがお試しできるウェブサイトがありますので、ご紹介します。

• 愛着スタイルチェックテスト

気持ちや状況の整理、不安やストレスの軽減

自分と親・家族との関係を見つめ直し、振り返り、言語化してカウンセラーと対話することを通して、気持ちや状況などを整理することができます。それによって、心のモヤモヤの解消や、不安の軽減、ストレスの緩和などが可能になります。

適切なストレス対処スキルの獲得・強化

ささいなことがきっかけであったとしてもその後、児童虐待やDV（ドメスティック・バイオレンス）、家庭崩壊（機能不全家族）などの深刻な問題に発展してしまう可能性があります。そうなってしまう前に、できる限り早期に、適切に対処することが鍵となります。
親子・家族間における相互理解の促進、コミュニケーションの見直しや改善、直面する課題に対する適切な対処方法などについて、ぜひご相談ください。カウンセリングを通して丁寧にお話を伺いながら、一緒に考えさせていただきます。具体的かつ詳細なお話を伺うことで、お一人おひとりの状況に即した、実践的なアドバイスの提供が可能になります。

バランスのよい考え方ができるようになる

過去の出来事そのものや他人の言動を変えることはできません。しかし、自分の認知（ものごとの捉え方や考え方）や行動を変えることは可能です。こころケアのカウンセリングでは、認知行動療法をはじめとした科学的に効果が実証されたアプローチにより、必要に応じて認知を見つめ直し、よりバランスよくものごとを捉え、考えられるようになるためのサポートを行うことができます。それによって、不安やストレスの軽減、メンタルヘルス不調の予防や改善などが期待されます。

生きづらさの緩和・軽減ができる

日々の生活において悩みがあるということは、日々をよりよく生きていきたいという思いがあることに他なりません。一生懸命に、まじめに日々を生きているからこそ、悩みを抱えたり、生きづらさを感じたりもするのではないでしょうか。
みなさんが抱える生きづらさを緩和し、自分らしく、よりよい日々を送ることができるよう、こころケアが最大限サポートさせていただきます。