夫婦相談・結婚生活に関する相談・カウンセリング

夫婦関係・結婚生活に関する悩み

  • パートナーに対してイライラを感じる
  • 価値観や金銭感覚が合わない
  • モラルハラスメント(モラハラ)に悩んでいる
  • 愛情を感じられない
  • セックスレスになっている
  • 不倫・浮気に悩んでいる
  • DVを受けている
  • 離婚や別居(家庭内別居)を考えている

このような様々なお悩みが寄せられます。
元々は赤の他人であった相手と、長年にわたり生活を共にする中で、課題や悩みが出てくることは自然なことでもあります。

離婚などの申立て理由

最高裁判所「令和4年 司法統計年報(家事編)」 によると、家庭裁判所への離婚などの申立て動機の中で最も多いのは、夫婦ともに「性格の不一致」です。次いで、下表のように妻は「生活費を渡さない」「精神的な虐待」「暴力」「異性関係」、夫は「精神的な虐待」「家族親族関係」「異性関係」「浪費」などの理由が続きます。

離婚などの申立人別動機(主なもの3つまで選択)・件数離婚などの申立人別動機(主なもの3つまで選択)・件数
出典) 最高裁判所「令和4年 司法統計年報(家事編)」をもとに弊社にて作成

日本の離婚率

「日本は離婚大国で、3組に1組が離婚している」などの言葉を聞いたことがありますか。これは、婚姻件数と離婚件数との単純比較をもとにしています。しかし、正式な離婚率は、他国と比べて決して高くはありません。

離婚率(離婚件数/人口*1,000)の国際比較離婚率(離婚件数/人口*1,000)の国際比較
出典) 総務省統計局「世界の統計2023」 をもとに弊社にて作成

また、日本における離婚件数自体は、2002年以降、減少傾向が続いています。2002年は約29万組でしたが、2020年は約19万3千組となっています。

離婚件数の年次推移(1950年~2020年)離婚件数の年次推移(1950年~2020年)
出典) 厚生労働省「令和4年度 離婚に関する統計の概況」

配偶者からの暴力に関する調査

他方、内閣府「男女間における暴力に関する調査報告書(令和2年度調査)」 によると、配偶者からの暴力の有無について、女性の約4人に1人、男性の約5人に1人は、被害を受けたことがあり、女性の約10人に1人は何度も受けているという実態が明らかになっています。

カウンセリングの勧め

このように、日本の離婚率が顕著に高く、離婚件数が増加している訳ではないとしても、性格の不一致やモラハラ、暴力、異性関係など、多くの夫婦がパートナーとの何らかの課題に直面していることは事実といえるでしょう。諸外国では、個人で日常的にカウンセリングを受けることが習慣化されていることに加え、夫婦(カップル)カウンセリングなどについても自然に利用する文化が浸透しています。
一人でお悩みを抱えてしまうのではなく、まずは一度、こころケアのカウンセラーにご相談いただけませんか。
カウンセリングを通して、次のようなことが可能になります。

カウンセリングによって期待される効果

気持ちや状況の整理、不安やストレスの軽減

自分を見つめ直し、振り返り、言語化してカウンセラーと対話することを通して、気持ちや状況などを整理することができます。それによって、心のモヤモヤの解消や、不安の軽減、ストレスの緩和などが可能になります。

実践的な対処スキルの獲得・強化

些細なきっかけでもその後、別居や離婚などに発展してしまう可能性があります。そうなってしまった後では、その事態の収拾のために払う労力や犠牲などが大きくなってしまいます。できる限り早期に、適切に対処することが重要となります。
パートナーとの相互理解の促進、コミュニケーションの見直しや改善、直面する課題に対する実践的な対処方法などについて、ぜひご相談ください。カウンセリングを通して丁寧にお話を伺いながら、一緒に考えさせていただければ幸いです。

バランスのよい考え方ができるようになる

過去の出来事そのものや他人の言動を変えることはできません。しかし、自分の認知(ものごとの捉え方や考え方)や行動を変えることは可能です。こころケアのカウンセリングでは、認知行動療法をはじめとした科学的に効果が実証されたアプローチにより、必要に応じて認知を見つめ直し、よりバランスよくものごとを捉え、考えられるようになるためのサポートを行うことができます。それによって、不安やストレスの軽減、メンタルヘルス不調の予防や改善などが期待されます。

生きづらさの緩和・軽減ができる

日々の生活において悩みがあるということは、日々をよりよく生きていきたいという思いがあることに他なりません。一生懸命に、まじめに日々を生きているからこそ、悩みを抱えたり、生きづらさを感じたりもするのではないでしょうか。
みなさんが抱える生きづらさを緩和し、自分らしく、よりよい日々を送ることができるよう、こころケアが最大限サポートさせていただきます。