コラム

恋愛相談は誰にするのがいい?相談する際のポイントも解説

恋愛・結婚

恋愛の悩みが出たとき、「誰に相談したらいいの?」「恋愛相談しても解決できないかも」と思い、一人で考え込んでいませんか?

恋愛の悩みは、片思いや両思い、他人には言えない関係の悩みなど多種多様です。一人で悩み続けても変わらず、第三者に話を聞いてもらい解決できることもあるでしょう。ただ、求める内容によって恋愛相談の相手は変わってきます。共感して欲しい場合や解決策を考えて欲しい場合など、状況に応じて相談相手を選ぶことが大切です。

今回は、恋愛相談におすすめの相手や、より良い相談の場になるためのポイントを解説します。今抱えている悩みについて、少しでも納得できる相談相手がわかるよう、ぜひ参考にしてみてください。

恋愛の悩みとは?

片思いをしている人や両思いをしている人、人には言えない関係の恋愛をしている人など、恋愛の形は人によってさまざまです。そのような恋愛をしていると、良いときも悪いときもあり、悩みが生まれるのは自然なことでしょう。

多くの方が抱える恋愛の悩みとして、以下に例を挙げています。

  • 出会いがない
  • 恋人ができない
  • 恋愛の仕方がわからない
  • 本気で好きになれない
  • 本命になれず遊ばれやすい
  • 素直になれない
  • 自分からアプローチできない
  • 付き合っても長く続かない
  • 恋人がいる人や結婚している人を好きになる
  • 恋人の気持ちがわからない
  • 嫉妬や独占欲が強い
  • 過去の恋愛が忘れられない
  • 結婚できるか不安

このように、恋愛をする以前の悩みから結婚願望がある方の悩みまで、さまざまな段階の問題を抱えていることがわかります。

恋愛相談は誰にするのがいい?

恋愛相談をしようと思ったとき、まず思いつくのは同性の友人や仕事の同僚などではないでしょうか。仲良しの友人や同僚に恋愛相談をすると、お互いに話しやすく、親身になって聞いてもらえるかもしれません。

ただ、相談相手によって得られる結果が変わるため、悩みの内容に合わせた相手を慎重に選ぶ必要があります。また、その人に相談するメリットやデメリットについても考えた上で、恋愛相談することが大切です。

ここでは、恋愛相談におすすめの相手や相談先について紹介します。自分の悩みを話す場合、誰に相談したら良いのかイメージしながら読み進めてみてください。

同性の友人に相談する

同性の友人は、同じ目線になって話を聞いてくれるため、悩みに共感して欲しい場合や、納得できるまで話をしたい場合におすすめの相談相手です。

信頼できる同性の友人であれば、第三者として正直な意見を言ってくれる可能性が高く、深い悩みの相談もしやすいことがメリットです。しかし、友人との関係性によっては、適当なアドバイスや周りの友人たちに噂を広められる恐れがあるかもしれません。

また、恋人とうまくいっている友人に相談した場合、格下に見られてしまい、寄り添った対応は期待できないでしょう。そのため、同性の友人に相談する場合は、信頼関係が築けている本当に仲の良い友人を選ぶことが大切です。

異性の友人に相談する

異性の友人は、「恋人の本音がわからない」「女性または男性の考えていることを知りたい」といった、同性では解決できない悩みを相談する場合におすすめの相手です。男性と女性の恋愛心理は異なるため、異性の友人に相談すると納得できることがあるでしょう。

また、異性の友人の場合は遠慮せずに本音で問題点を指摘してくれることが多く、同性同士では気づけなかった意見も知れることがメリットです。

しかし、自分は相談しているだけと思っても異性の友人から好意を持たれることや、周りから恋人に見られることがあります。また、相手に恋人がいた場合は、「浮気された」と恋愛トラブルが起こる恐れもあるでしょう。異性の友人に相談する場合は、相手や周りに誤解されないよう注意する必要があります。

家族に相談する

ふだんから兄弟や親、同年代の親戚などの家族に、オープンに話をしている関係であれば、家族に恋愛相談をする方法もあります。親は人生の先輩であり同年代の友人とは違った意見を言ってもらえたり、兄弟や親戚からは性格に合わせたアドバイスをしてもらえたりできるでしょう。

しかし、家族に一度でも恋愛相談をすると、必要以上に干渉されることはデメリットです。

たとえば、うまくいかなった恋愛や思い出したくない恋愛であれば、親や兄弟から「その後どうなったの?」と質問されることは苦痛に感じるでしょう。家族間の仲によっては、「家に連れておいで」と言われる可能性もあります。

そのため、家族に相談する場合は、干渉されても構わないときだけに話すと良いでしょう。

先輩に相談する

ふだんからプライベートな話をしている信頼できる先輩は、友人とは違った視点で状況を見てアドバイスをしてくれるでしょう。

自分よりも恋愛経験がある先輩であれば、友人同士では思いつかないような的確な意見をもらえる可能性があります。また、恋愛相談をきっかけに先輩との仲が深まり、より信頼関係が築けることもメリットです。

しかし、先輩の性格や信頼関係の程度によっては、相談した内容を周りに広めてしまう恐れがあるでしょう。そのため、恋愛相談をする先輩は、いつも仲良くしている信頼できる先輩を選ぶことが大切です。

後輩に相談する

お互いにプライベートな話をしている後輩であれば、遠慮しながらも正直な意見を伝えてくれることが多いでしょう。

恋人と仲が良い後輩の場合は、後輩自身の経験談をふまえて、より明確なアドバイスをしてくれるため、友人とは異なる解決策が見つかるかもしれません。

また、恋愛相談をしたことで後輩との距離を縮めることができ、より仲良くなれることもメリットです。

しかし、ふだんの後輩への態度や接し方によっては、親身になって相談を受けてくれた後輩でも、周りに噂を広める恐れがあります。そのため、恋愛相談をする後輩は、自分に慕ってくれている後輩や信頼できる後輩を選ぶことがおすすめです。

同僚に相談する

いつもプライベートの話をしている同僚の場合は、お互いの性格がわかった状態で相談できます。そのため、悩みに共感してもらえたり、少し愚痴のような話をしても受け止めてもらえたりするでしょう。

とくに、信頼している同性の同僚であれば、親身になって話を聞いてくれる上に、客観的に見た意見を伝えてくれることがメリットです。

しかし、異性の同僚の場合は、相談している様子を見られ、社内恋愛をしていると誤解されるかもしれません。また、相談しているうちに異性の同僚から好意を持たれることもあり、その後の関係性に大きく影響する可能性があるでしょう。

よって、相談相手として同僚を選ぶときは、信頼できる同性の同僚がおすすめといえます。

知らない人に相談する

「家族や友人に相談しにくい」「知っている人に知られたくない」場合は、自分のことを知らない人に相談することもおすすめです。

たとえば、SNSのようなオンライン上に存在している人や占い師などを示しています。

自分のことを知らないため、既婚者との不倫や複数人と関係を持っているなど、周りの人に知られたくない悩みを相談できることはメリットです。自分の本音をはっきりと伝えられ、的確な意見をもらえます。

しかし、個人情報まで教えてしまうと、情報の拡散や漏れなどのリスクがあるでしょう。

知らない人に相談する場合は、余計な個人情報を出さずに相談することが大切です。

カウンセラーに相談をする

カウンセラーは、人間関係や恋愛の悩みなど、多種多様な相談を受けてきた専門家です。数多くの相談経験をもとに、適切なアドバイスをしてもらえるでしょう。

しかし、身近にカウンセリングを受けられる機会がない場合には、「こころケア」がおすすめです。「こころケア」はオンラインカウンセリングを行っており、スマホとインターネット環境があり、プライバシーが守られ安心して話せる場所であれば、どこからでもカウンセリングが利用できます。

医療機関の臨床経験があるカウンセラーが在籍し、さまざまな悩みに対して専門的なサポートを行います。

恋愛相談をする際のポイント

恋愛相談をするときは、ただ気持ちや不安なことを話せばよいわけではありません。相談相手にうまく伝えられないと、明確なアドバイスができないからです。

そこで、納得できる答えを見つけられるように、恋愛相談をする際のポイントについて以下に2つ挙げています。

  • 相談内容を明確にしておく
  • 人の意見に流されすぎないようにする

まずは、自分が抱えている問題を整理し、相談の目的を明確にしてみましょう。そして、相談中は相談相手のアドバイスが全て正解ではなく、あくまで相談相手の意見として受け止めることが大切です。

相談内容を明確にしておく

恋愛において「悲しい」「つらい」「どうしてなのかわからない」といった感情は、なかなか整理をつけることが難しい問題です。

相談する際に、感情のまま話をしたり、関係のないことまで話をしまったりすると、「何に悩んで、解決したいのか」が分からず、相談の本質を見失ってしまいます。

そこで、まずは悩みの内容を整理して、どのような悩みを解決したいのか明確にしておくことが大切です。

相談したい内容がはっきりと伝えられると、相談相手にとってもアドバイスがしやすく、納得できる解決策を見つけられるようになります。

また、相談内容と一緒に相談の目的についても伝えられると良いでしょう。たとえば「愚痴を聞いて共感して欲しい」「応援してくれる言葉が欲しい」「本音で言って欲しい」など、求めることが異なれば、相談相手の対応も変わります。

自分も相談相手にとっても、納得できる相談の時間になるように、相談内容や目的は明確にしておきましょう。

人の意見に流されすぎないようにする

相談相手として、恋愛経験が豊富な人や専門的な意見をくれる人、信頼している友人などを選んだ場合、相談に乗ってもらった人からのアドバイスは正しいように感じるでしょう。

しかし、あくまでもアドバイスの一つで、最終的な答えを出すのは自分であるため、すべてのアドバイスを鵜呑みにしすぎないようにしましょう。

また、納得できる結論が得られない場合やアドバイスに従わない場合でも、気にする必要はありません。

相談相手には感謝の気持ちを伝え、もらった意見は自分で答えを出すための参考にすると良いでしょう。

まとめ

恋愛には、「出会いがない」といった恋愛をする前の悩みから、「恋人とうまくいかない」「結婚できるか不安」といったさまざまな段階の悩みがあります。このような恋愛の悩みは、一人で抱え込まずに、誰かに話した方が解決できる可能性があるでしょう。

しかし、恋愛相談をする際は相談相手によって得られる結果が変わることがあり、自分の悩みに合わせた相談相手を選ぶことが大切。相談相手として友人や同僚、家族、先輩・後輩などが挙げられますが、メリットだけではなくデメリットもあります。

そこで、より気軽に恋愛相談ができる、オンラインカウンセリングの「こころケア」の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

恋愛相談の経験が豊富なカウンセラーによる、適切なアドバイスを参考に、自分が納得できる答えを探してみてください。

 

記事監修

公認心理師 櫻井 良平

監修者写真兼カウンセラー写真

国家資格
  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • キャリアコンサルタント
  • 社会福祉士
  • 保育士
所属学会等
  • 日本認知療法・認知行動療法学会
  • 日本発達障害支援システム学会
    (第17回研究セミナー・研究大会において学会賞受賞)
略 歴
  • 医療機関や民間のセンター等での対面・電話・オンラインカウンセリング経験が豊富
  • 認知行動療法にかかる厚生労働省・国立研究機関主催研修を修了
  • 第一線の専門家に師事し、精神分析療法、解決志向短期療法、愛着理論、応用行動分析学等を研究
  • 教育・心理・社会保障・保健医療分野における国内外の国際協力プロジェクトへの従事経験を持つ
    (開発途上国における「育児・子育て手法」「発達アセスメント・支援ツール」「知能検査」の開発・普及プロジェクト等)