育児・子育てに関する相談・カウンセリング

育児・子育てに関する悩み

日々の育児・子育てのストレスやプレッシャーで押しつぶされそうになっていませんか。

  • 大変過ぎる
  • パートナーが協力してくれず、ワンオペになっている
  • 眠れなくてつらい
  • ついイライラして子どもや家族に当たってしまう
  • 仕事との両立が困難
  • 他の家庭と比べてしまい、ネガティブになってしまう
  • 夫婦の方針に違いがある
  • 自分の自由な時間が持てない
  • 出費がかさむ

このようなお悩みを抱えてはおられないでしょうか。

核家族化の進展と共働き世帯の急増

子どもを育てるということは、並大抵の苦労では成し得ないことです。家族や地域社会からの支援があったとしてもそれは変わりません。また、現在は核家族化が進み、共働き世帯も増えており、親からのサポートを得ることが難しい中で仕事との両立をしなければならず、一層の苦労も伴っています。内閣府「令和5年版 男女共同参画白書」 によると、2022年時点の共働き世帯の数は、男性雇用者と専業主婦の世帯の3倍近くになっています。双方の世帯数は、1990年代に逆転して以降、急速に差が開いています。

共働き世帯数と専業主婦世帯数の推移(妻が64歳以下の世帯)共働き世帯数と専業主婦世帯数の推移(妻が64歳以下の世帯)
出典) 内閣府男女共同参画局「令和5年版 男女共同参画白書」

子を持つ妻への負担

さらに、「6歳未満の子供を持つ妻の家事関連時間(育児を含む)の分担割合」は、共働き世帯においても、2021年時点で依然として77.4%という高水準にとどまっています。特に、妻への負担が大きいことが明らかです。

6歳未満の子供を持つ妻・夫の家事関連時間及び妻の分担割合の推移(週全体平均)6歳未満の子供を持つ妻・夫の家事関連時間及び妻の分担割合の推移(週全体平均)
出典) 内閣府男女共同参画局「令和5年版 男女共同参画白書」

育児・子育てにおける葛藤

また、育児・子育てには、個人差も大きく、明確なお手本や正解がありません。私たちは、親としての経験がない中、赤ちゃんが誕生した瞬間に親になります。しかし初めから、ちゃんとした立派な親であることを世間からは求められているように感じてしまうものではないでしょうか。
乳幼児期は特に、わが子の一瞬一瞬の状況に意識を集中させ続け、手探り状態の中、育児に向き合わなければなりません。睡眠不足を強いられながら、心身の疲労や不調を感じていたとしても、全力で向き合うことが余儀なくされます。
わが子のため、真剣に向き合えば向き合うほど、プレッシャーやストレスは高まります。その結果、心の余裕が奪われ、感情のコントロールが難しくなってしまうこともあります。それによって思うような育児・子育てができなくなるとしたら、がんばり過ぎないことも大切なのかもしれません。

カウンセリングの勧め

子どもたちの自尊心を育み、自己肯定感を醸成し、健全な愛着形成を促進させていくためには、まず何よりも、私たち親の心のゆとりが必要不可欠です。
カウンセリングを通して、心身の状態をチェックした上で、ご自分に合った適切なケアを一緒に考えさせていただけませんか。

カウンセリングを通じて、次のようなことが可能になります。

カウンセリングによって期待される効果

気持ちや状況の整理、不安やストレスの軽減

自分を見つめ直し、振り返り、言語化してカウンセラーと対話することを通して、気持ちや状況などを整理することができます。それによって、心のモヤモヤの解消や、不安の軽減、ストレスの緩和などが可能になります。

自己受容の促進と自己肯定感の向上

育児・子育てと仕事との両立が上手くいかず、不安や焦り、イライラなどが募り、子どもと思うように向き合えないでいる自分を、つい否定的に捉えたり、責めたり、非難してしまったりしていないでしょうか。何事も完璧にこなし、キラキラと輝いているように見える他のママ(パパ)と自分を比べ、気分が落ち込んでしまっていませんか。
カウンセリングを利用されるほとんどの方が、すでに十分にがんばっている状態にあります。しかし、自分のがんばりを認めてあげることができずに、自責や自己否定をしてしまっているのです。自分のことを客観的・肯定的に、バランスよく捉えることができない状態では、お子さんのよい面やステキな面、魅力なども見えにくくなってしまうことでしょう。
カウンセラーは、客観的かつ専門的な立場から、みなさんのお話を傾聴し、受容し、共感を通してご相談をお受けします。それによって、自己受容や自己肯定感の底上げをサポートします。
掛け替えのないお子さんのためにも、カウンセリングを利用し、まずはご自身をケアしませんか。

育児・子育てにおける実践的な知識・スキルの獲得および向上

公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士をはじめ専門資格を持つカウンセラーは、学習や言語、感情、発達、障害などにかかる心理学に精通しています。具体的かつ詳細なお話を伺うことで、お一人おひとりの育児・子育ての状況に即した、実践的なアドバイスの提供が可能になります。丁寧にお話を伺いながら、一緒に考えさせていただきますので、ぜひご相談くだされば幸いです。

バランスのよい考え方ができるようになる

過去の出来事そのものや他人の言動を変えることはできません。しかし、自分の認知(ものごとの捉え方や考え方)や行動を変えることは可能です。こころケアのカウンセリングでは、認知行動療法をはじめとした科学的に効果が実証されたアプローチにより、必要に応じて認知を見つめ直し、よりバランスよくものごとを捉え、考えられるようになるためのサポートを行うことができます。それによって、不安やストレスの軽減、自責や自己否定の緩和などが期待されます。

生きづらさの緩和・軽減ができる

日々の生活において悩みがあるということは、日々をよりよく生きていきたいという思いがあることに他なりません。一生懸命に、まじめに日々を生きているからこそ、悩みを抱えたり、生きづらさを感じたりもするのではないでしょうか。
みなさんが抱える生きづらさを緩和し、自分らしく、よりよい日々を送ることができるよう、こころケアが最大限サポートさせていただきます。